長らくカリンバの弱点だった
黒鍵盤が弾けない問題。
そのせいで
好きな曲の演奏や
カリンバの購入そのものを
諦めた人も多いのでは?
今回はそんな黒鍵盤が弾けるカリンバ
通称「クロマチックカリンバ」
のおすすめをまとめました!
- 初心者向け
- 中級者向け
- 上級者向け
とカテゴリーを分けて紹介しています。
自分のレベルにあったカリンバを
探してみてください!
初心者
17音カリンバユーザなら
次の4つのメーカーがオススメ!!
- Seeds41キー
- onetone34キー
- LingTing34キー
- BugsGear29キー
4種類ともベースの配列が
C調の17音カリンバと同じ。
プラスで黒鍵や黒鍵を含む音階が
追加されたシンプルなモデルになります。
Seeds41キー
配列
三段ブリッジが特徴的です。
中段は通常17音と同じ
Cから始まるC調。
上段は半音高いC#調。
最下段は低音4音と
その半音の組み合わせになります。
メリットとデメリット
もともと初心者向けの
Seeds17キーカリンバの
完全上位互換!
中段の弾き心地も
チューニング方法も
17音カリンバと同じです!!
低音の配列だけ少し特殊ですが、
幅広い音域と半音をカバーした
まさに「大は小を兼ねる」モデル
と言えるでしょう。
また450グラムとクロマチックとしては
非常に軽く
(私の個体は437グラムでした)
とても演奏しやすいです。
デメリットについては
個別記事に詳しく書いたので、
↓をチェックしてね。
onetone34キー
配列
下段は通常の17音カリンバと同じ
Cから始まるC調。
上段はC調の低音と
半音高いC#調がG#から
並んでいます。
メリットとデメリット
最大のメリットは
店舗購入が可能なこと!!
また最大のデメリットである
F4#が出せない件についても
配列変更することによって
対処可能です。
イメージとしては
メリットがそのままデメリットを
解消してくれます。
詳しくは下記の
個別レビューを見てね。
LingTing34キー
配列
下段は通常の17をカリンバと同じ
Cから始まるC調。
上段は下段の半音高い音階の
C#調が並んでいます。
メリットとデメリット
一般的な17音カリンバと
ピンの形が違いますが
ほどよく間隔もあり
スライドも単音での演奏も
とても弾きやすいカリンバです。
単音での演奏もすごく映えるので
スライドが苦手な人に
すごくオススメです!
ただしチューニングをしようとすると
ブリッジのネジをゆるめる必要があり
同列のピンの音程が
ズレる可能性があるので
注意が必要。
BugsGear29キー
配列
下段は通常の17音カリンバと同じ
Cから始まるC調。
メリットとデメリット
上段に
「黒鍵盤のみ」
設置されたタイプのカリンバです。
さらに黒鍵盤のピンが
ちょうど白鍵盤のピンとピンの間に
設置されているので、
ピアノに近い配列になっています。
左右交互に進んでいく運指にさえ慣れていれば
直感的に演奏することができるはずです。
デメリットであるチューニングも
一度しっかりと合わせてしまえば、
その後、調整する必要は
ほぼありません。
さらに言うと
私が購入した楽器は
チューニング不要でした。
とはいえ
チューニングそのものがとても面倒なので
念の為に
公式のページを見てみることを
おすすめします!
中級者
すでにいくつかカリンバを持っていて
他の音色が欲しい人
もっと演奏の幅を広げたい人
21音のカリンバユーザ
にオススメのカリンバです!
- スミヤカカリンバ34キー
- BugsGear36キー
スミヤカカリンバ34キー
Seedsカリンバ配列から
同音異ピンを省き
代わりに黒鍵盤を配置したタイプです。
17音カリンバと同じ弾き心地を維持しつつ
広い音域と黒鍵数が魅力の配列ですね!
メリットとデメリット
何といっても
検品の悪魔…スミヤカさん!!
が販売しているので品質抜群です。
配列がやや特殊で、
上段と下段の音の位置関係が
分かりづらい印象がありますが
その音色と配列の万能感で
Amazonでも人気のモデルになります。
SeedsとLingTingの
いいとこ取りをしたような楽器なので
もし選びかねているのであれば
このカリンバをチョイスするのも⚪︎
BugsGear36キー
配列
下段はFから始まるC調
メリットとデメリット
BugsGear29キーの21音バージョンです。
29キーと大きく違うところは、
下段のセンターがFから始まるところ。
これはオーソドックスな
21音カリンバと同じ配列。
なので21音カリンバユーザは
すぐに手に馴染むと思います!
他のメリットデメリットは
29キーと変わらないので
自分が普段使っているカリンバと
同じ配列のタイプを選ぶと良いでしょう!
上級者
ここからいよいよ
上級モデルになります。
これまで紹介してきたカリンガとは
ひと味もふた味も違い、
求められるテクニックも
もちろん得られる表現も
増えていきます!
ヒュートレーシー
配列
表面は通常の17音カリンバと同じ
Cから始まるC調。
裏面はオモテ面よりも半音低い
B調になります。
メリットとデメリット
やはり1番の特徴は
裏面に設置された
半音を含む
B調のピンになります。
この配列は裏面を目視できない
というデメリットと引き換えに
「親指以外の指も使える」
という最大のメリットを
生み出しています!
ある意味
「親指ピアノ」
の概念を覆す大胆な構造!!
さらに
同音異ピンのテクニックを
4本の指で行えるのですから
ものすごく速弾きに適した
カリンバになります!!
デメリットは色々とありますが
このカリンバを弾きこなせたら
すごくかっこいい!!!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
個性がいろいろすぎて
逆に迷ってしまった人も
多いかもしれませんね…
そんな人はやはり
初心者向けの17音カリンバを
ベースにしたモデルがおすすめ!
特に17音の完全の上位互換の
Seeds41キーがおすすめです。
楽譜が少し読めて
演奏したい楽譜に臨時半音がある!
というのが判断できる人であれば
最初のカリンバとしてもOK
クロマチックカリンバは
17音カリンバ よりもお高いし
実際に見極めて買いたい!
という人はOnetone製34キーカリンバを
購入するのがオススメです!!
全国の楽器店、
特に島村楽器さんが種類豊富です。
楽器店が近くにない!
という人は
下記記事を読んで参考にしてみてね。
クロマチックカリンバ用の楽譜が
こちらからダウンロード購入できます!
それでは良い
クロマチックカリンバライフを
お過ごしください!!
コメント
失礼いたします。いくつか記事を拝見しました。
私はカリンバについて恥ずかしながらよく知らなくて…思ってたより難しい楽器なのですね。
大変勉強になりました。
でも音色には癒やされます。
突然失礼しました。よければまたブログ、拝見させて下さい。