17音カリンバモデルの販売を終了してしまったseeds…
その音色、軽さ、演奏のし易さから、
初心者から上級者まで多くの人に
愛されていたのに…
演奏動画などを見て
音色に惹かれたものの、
いざ購入しようとしても
もう売ってない!
クロマチックモデルはちょっと敷居が高いし、
予算オーバー…
諦めるしかないのかな?
と悲しみに暮れた人も多いのでは?
そんなあなたに朗報!
17音カリンバからさらにパワーアップした
21toneモデルが発売されました!!
んん?
でもなんだか普通の17音とも
21音カリンバとも
違うみたいだけど大丈夫?
なんかキーが2段だけど、
ちゃんと演奏できるの?
難しそう…
確かにちょっと個性的な見た目。
ですが安心してください!
私もちょっとビックリしていましたが、
実際に演奏してみて、
これがすごく弾きやすいカリンバなんです!!
この記事では
特徴やおすすめポイントを紹介します。
もちろんちゃんと注意事項も
そのフォロー方法も書いていきますので、
ぜひ最後まで読んで
検討してみてください!!
特徴
配列
やはり1番の特徴はその配列でしょう。
ブリッジは2段式です。
上段はオーソドックスな
17音カリンバの配列。
下段は低音の4音と
同音異ピンの3音がプラスされています。
ですので
音の種類は21音(21tone)
キーの本数は24本(24key)
となります。
少しややこしいですが、
21音カリンバと同じ音がそろっていて、
なおかつ17音カリンバと同じ感覚で演奏ができる。
と覚えておいてくれれば、
とりあえずはokです!
音色
サスティーンが長くクリアな音色は
さすがseeds!
といったところ。
低音部分も深みがあり、
大型のオルゴールを思わせる
とても落ち着いた響きですね。
全体的に
seedsクロマチックカリンバ41キーと比べると、
やや明るい印象があります。
メリット
メリットは3つ
- 音域が広い
- センターC
- ハーモニーが弾きやすい配置
音域が広い
オーソドックスな17音カリンバと比べると
低音部分の音の数が多いです。
そのため低音域の和音や
コードのバリエーションが増えます!
これまでの17音カリンバの楽譜などは
その音域で演奏できるように
アレンジされています。
例えば
通常の17音カリンバでは
一番低い「ド」の音を
ハモらせることはできませんでした。
そのため原曲通りに弾くと
単音多めの単純な楽譜に
なってしまいます。
(もちろんそれが悪いわけではないです。
素朴でいいですよね!)
そう言う場合は
原曲よりも1オクターブ高い音域を中心に
楽譜を作ります。
そして低音域で和音を構成し
楽譜をよりゴージャスに
アレンジすることが多いです。
けれどそうしてしまうと
今度は逆に音が高すぎて
音域から外れてしまったり、
男性ボーカルの曲で落ち着いて弾きたいのに、
高音域の音ばかりで、
ちょっとイメージが変わってしまったり…
デメリットもあるのです。
seeds21toneは
そんな悩ましい問題を解決してくれる一台
となるでしょう!
センターC
一般的な21音カリンバはブリッジが1段。
なので、必然的に1番低いセンターの音が
F(ファ)になります。
そのため17音カリンバと
21音カリンバの両方を演奏しようと思うと、
弾き方や運指、
指の感覚が変わってしまいます。
今回のseeds21toneであれば
17音カリンバと同じ感覚、
同じ運指で演奏することができ、
さらに音域の広い新たなハーモニーに
チャレンジすることができます。
初めてカリンバを手に取る初心者さんにも
演奏の幅を広げたい中級者さんにも
とても優しい設計になっていますね。
ハーモニーが弾きやすい配置
- ブリッジが2段であること
- 下段に同音異ピンが存在すること
この二つの特性のおかげで
低音部分のハーモニーが弾きやすく、
バリエーションが多くなっています。
デメリット
- 楽譜が少ない
- キーが固め
- クロマチックモデルの方がリーズナブル?
楽譜が少ない
これまで17音カリンバが主流だったため
21音カリンバの楽譜はとても少ないです。
私が知っている限りだと
スミヤカさんのカリンバに同封されている楽譜集。
Piascoreでダウンロード販売中されている楽譜。
の2パターンで
まだまだ少ないのが現状です。
また運指なども
既存の21音カリンバに対応したものなので、
一部で演奏できない
もしくは
運指が変わってくる
などに対応する必要があります。
対応策としては
- 自分で楽譜を作る
- 17音カリンバ用の楽譜などをアレンジする
です。
今回は低音部分のハーモニーを探すコツを
軽く2つ紹介します。
主旋律の1つ隣の音
カリンバの和音の法則は和音の法則は
ざっくりと2種類あります。
- 主旋律に対して1つ低い隣のキー
(五線譜上では1つ飛ばして低い音) - 1オクターブ違いの音
これを21toneカリンバの配列で表記すると
配列の特性上、
上段から下段への運指になります。
この中で弾きやすい音や
好きな響きを選べば良いでしょう!
コードの音
コードはいわゆる和音のプリセットを
簡単な記号で表したもの。
五線譜の上に
アルファベットで表記されています。
このコードの構成音を調べて
その音や弾ける音を探してみましょう。
調べるのはネットでもいいですが、
私はアプリをおすすめしています。
無料アプリ↓
onコードの音
分数コードとも言われているコードです。
例えば
Am(onG)
Am/G
この二つは表記が違うだけで
どちらも
「Gの上にAmのコードが乗っているよ」
という意味があります。
例えば低音の「C(ド)」に対して
Am(onG)のコードが
ついているとします。
1音目は通常のAmのコードです
onコードの3音目を演奏する時、
まだ1本目のA(ラ)の音が
聞こえているはずです。
ですのでG(ソ)の音を
弾けばいいでしょう。
キーが固め
これはSeedsカリンバの特徴なのですが、
キーが硬い傾向にあります。
さらにキーの先端に丸みがあり
滑りやすいので、
力が入りにくいのです。
(その代わり、スライドがめちゃくちゃ弾きやすい)
特に初心者さんは
大きな音を出そうと
かなり力んで演奏しがちです。
他のカリンバでも言えることなのですが、
皆さん力を入れて弾きすぎです。
ですので力を入れすぎると
爪を痛める可能性が…
サスティーンはとても長く
大きな音です!
なので安心して、
やや脱力気味に演奏しましょう!!
特に指が痛くなったり、
爪が削れがちな人は
ソフトタッチを肝に銘じましょう!!!
クロマチックモデルの方がリーズナブル?
もうすでに17音カリンバ経験者であれば、
このモデルよりも
クロマチックモデルを買った方が
演奏の幅が広がりはします。
やはりなんといっても
黒鍵盤の音が演奏でき、
臨時半音や転調に対応できるのは
通常の17音21音にはない
大きな魅了!
もしあなたが
- 17音カリンバを演奏できる
- 他の楽器経験者で楽譜が読める
- 演奏したい曲に半音が登場する
など1つでも当てはまるのであれば
クロマチックモデルをおすすめします。
ご自分のレベルと予算と
相談してみてくださいね〜
まとめ
いかがでしたか?
カリンバの種類
特に初心者向けの17音カリンバは種類も方法!
その中でもseedsカリンバは個性的な配列から
戸惑う人が多いのもわかります。
ですがこの21toneカリンバは
オーソドックスな17音カリンバの特徴、
そして21キーカリンバのメリットを
完全に引き継いでいます!
あたながもし
- seedsカリンバの音色に惹かれている
- カリンバ初心者である
- 21音カリンバと17音カリンバで悩んでいる
という状況にあるのであれば、
強くおすすめします!!
よいカリンバライフを
お送りくださいませ♪
コメント