アーストーンの木管フルートの運指で
苦手なポジションというか
音が出ない音階があります。
穴を全部塞いだポジションを「ド」とする1stポジションで説明すると、
「ド」「レ」「ミ」「ファ」「ソ」「ラ」「シ」→「ド」の
穴をすべて開けたポジションの「シ」から
逆にすべての穴を塞ぐ「ド」への移動。
音階がたった一つだけ上がるだけなのですが、
これが難しい。
気が緩むと「ド」が1オクターブ下がったり、
裏返ったりしてしまう。
逆に「レ」「ド」「シ」のように下降する場合は
音が大きく外れてしまうこともなく、
比較的になめらかに演奏することができるんですけどね。
上昇する場合も下降する場合も
どちらもよく使う流れなので
ティンホイッスルを参考に
運指を少し工夫することに。
結果、吹き口に一番近い穴を開けることに。
この二つのポジションは同じ音が出ますが、
吹き心地はかなり違います。
まずイラスト上の通常の運指ですが
・1オクターブ上と下の音も出る。
・出せる音が多いので、吹き分けが大変。
・音が澄んでいる。
・音階が下がる時に使うと◯
下の運指ですが
・1オクターブ下の音が出ない。
・低音を出すための息の入れ方でも、ちゃんと音がなる。
・少しかすれたような音が出る。
・音階が上がる時に使うと◯
テンポの早い曲や装飾音をたくさん入れる時など、
かなり指が迷いますが、
まずは正確な音を出すことの方が大切。
曲の流れや息の調子によって使い分けるつもりです。
コメント