今年も彼岸花の撮影に行ってきました。
使用したフィルムは富士フィルムのタングステンフィルム「T64」
タングステン蛍光灯というライト使用前提のフィルムで、
昔は主に商品撮影現場などで使用されていました。
通常の環境で撮影すると、透明感のあるブルーの色彩が強く出るため
フィルムカメラやトイカメラユーザーに人気の
低彩度フィルムの王様のような存在だったのですが、
数年前に生産中止に。
タングステン蛍光灯そのものが無くなってしまったのだから、しょうがないんですけどね。
私がこのフィルムの存在に気づいた時にはすでに、生産中止が決まっていて、
購入できたのは期限切れのブローニーフィルム2本だけ。
大切に保存していたのですが、
最初の1本は桜で、
そして最後のフィルムは彼岸花を撮影。
本当にこれで私の手持ちはラストです。
もし今後このフィルムで撮影できる機会があるなら、
できれば35mmフィルムでPetzvalレンズで撮影したい。
次も桜と彼岸花を撮影したい。
バイバイ、タングステン。
美しい世界をありがとう。
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