フィルカメラLoverが恐怖する悪夢!
フィルムカメラの裏蓋が開いて、撮影後のフィルムが感光してしまう。
フィルムカメラloverにとって上位三位には必ずランクインする事故。
まぁ、それを二眼レフカメラでやらかしてしまいました!
しかも京都旅行中に!!
二眼レフカメラの傷自慢でも書いたのですが、裏蓋の留め具が磨耗していて、さらに長期移動の衝撃やら摩擦で開いちゃったんですよね。
血の気が引きました。
もちろん慌てて閉めたのですが、たぶん10分は開いていたと思う。
あ〜あ、やらかしたな〜
最近、その時の写真が現像から帰ってきたので、反省も兼ねて公開します。
約66%の生存率
感光していたのは、120mmフィルムで12枚中4枚。
その内、データ化してもらえたのは3枚。
蓋を開けてしまった前後のコマが感光してしまったみたいですね。
感光を免れたのは8枚。
意外に無事でホッとしてます。
と言ってもこれは120mmフィルムだったからこその生還率。
フィルムの構造的に感光しても被害が少ないんですよね。
イラストで言うと黄色い部分が感光します。
水色の部分はギリギリセーフかな。
(横の断面図。二眼レフカメラと120mmフィルムに見える?)
一般的な35mmフィルムの場合、撮影中の状態として主に2つのパターンがあり、それによって被害状況が大きく異なってきます。
パターン1 フィルムの「最初」から撮影を行うタイプのカメラを使用していた場合
「Lc-a」や「Vivitar Ultra Wide&Slim」などが該当するカメラで、
一枚撮影するごとにフィルムを「送り」ます。
すべてのコマを撮影終わった後に「巻き戻す」作業も必要です。
このタイプですとフィルムを「引き出し」ながら撮影することになるので、
撮影枚数によっては被害がもっとも酷くなります。
ただしカートリッジ内の未撮影部分のフィルムは影響を受けないので、撮影枚数が少なかった場合は引き続きそのフィルムを使用することができます。
それでも頑張って撮影した分が被害にあうのですから、精神的なダメージはかなり大きいですよね。
最悪なのはすべてのコマを撮影し終わり「さぁ巻き戻すぞ!」
という時に蓋を開けちゃった時…
パターン2 1とは逆にフィルムの「ラスト」から撮影していくタイプのカメラの場合。
オート化の進んでいるコンパクトカメラや、一眼レフカメラに多いタイプで、撮影したコマからカートリッジに巻き戻されていきます。
またフィルムを装着し裏蓋を閉めた瞬間にフィルムを送り始めます。
この場合、撮影した写真は遮光が施された堅いフィルムのボディに順次収納されていくので、撮影後の写真はほとんど無傷です。
ただし、撮影前のフイルムは光にさらされてしまうので、その後の撮影は出来ません。
ちょっともったいないですよね。
あきらめないで!
感光の事故はフィルムカメラユーザーであれば、必ず一度はやらかします。
それでも場合によっては、かなり写っているので諦めずに現像に出してみて下さい!
それに感光が一瞬だけなら良い感じにレトロ感が出る事もありますよ!
中にはその色彩に魅せられて、わざとフィルムを感光させる人も。
かく言う私もその一人w
壊れたカメラで「光漏れグラデーションフィルム」を作って楽しんでいます。
このフィルムの詳しい作り方はロモグラフィーさんのマガジンに寄稿させていただいたこともあるので、もし興味があるなら↓
「光漏れグラデーションフィルムの作り方!」
http://www.lomography.jp/magazine/301938-masaka-gradation-colored-film-tipstar
光漏れフィルム制作用テンプレートを試作中!
光漏れフィルムを作るための道具?を厚紙で作ってます。まだまだテスト中でゴミや光のムラがひどい。でも改良次第では安定したグラデーションをだせるかも。これで裏蓋を開けるという博打をせずにすむ。 https://t.co/sEc9N9gcV5
ちょっと進展↓
光漏れフィルム制作用フィルターを作ってます!! : 気まぐれ屋ブログ
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